千駄ヶ谷トンネル

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この写真は3月4日（日）、渋谷に「いつも心にマウンテン～♪」のパフォーマンスを見に行った帰り、通りがかりに撮ったのだが、「散水予定」の3月6日（火）、どうなってるか気になって、夕方、自転車を転がして行ってみた。
誰もいないと思って行ってみたら、人がいたので、ちょっととまどった。
思い切って話しかけてみた。
自分のことを「乞食」と呼ぶこの人は、確かに身なりや顔はかなり汚れてて、前歯が何本か欠けてるし、ちゃんと歯磨いてるのか？と思ってしまったが、話の内容はまったくまともで、15分か20分くらい話し込んでしまった。
散水というのは、この日がトンネルの清掃日で（トンネル内だけなのか、その前後の道路も含むのか、範囲はわからなかったが）、別段、この荷物を狙い撃ちにしたものではないようだった。
行政とはある程度話がついてるようで、こういった場合は、事前に荷物を移動しておくのだそうだ。
この人、この荷物の他に自転車ももってた。
それで都内中を移動して生活してるのだそうだ。
こういった生活をもう4.5年つづけてると言ってた。
こういった生活から抜け出したいとか思わないですか、と訊いたら、食うには困らないし、当面、今のままでいいね、と言ってた。



この写真も3月4日（日）に撮って、何だろ、交通事故かな、と思ってたのだが、「乞食」氏によれば、この場所に寝泊まりしてた人が、躯が弱って、ご飯を食べれなくなって、それで死んでしまったのだそうだ。
「アサヒ芸能」はなくなってたけど、今日もきれいな花束が置いてあったので（写真は撮ってこなかったので、この花と同じものかどうか確認できないけど）、花は誰が？ と訊いたら、わからないけど、たぶん近所の人じゃないですか、と言ってた。