
「外国人追い出しデモ反対行動」救援会声明
「排外主義扇動を終らせることを求めて逮捕された二人を救援しよう」
4月11日、外国人「追い出しデモ」に抗議した二人の男性が埼玉県警蕨署に逮捕される事件が起きました。ひとりは「追い出しデモ」の主催者が掲げていた紙製の横断幕を「盗んだ」容疑で、もうひとりはそのおよそ3時間後、公務執行妨害容疑での逮捕でした。彼らの友人として、私たちは両名の救援を呼びかけるとともに、彼らの行動の意義と逮捕の不当性を訴え、埼玉県警に即時釈放を求めます。
この日、外国人「追い出しデモ」を主催したのは、「在日特権を許さない市民の会」という右翼団体でした。彼らはこれまであちらこちらで「外国人=犯罪者」という扇動を続けてきた団体です。彼らはあたり前に地域と関係を作り暮らしている外国籍の人々を「犯罪者」扱いして、国外への追放を求める活動を続けています。そのあげく彼らは個人攻撃を開始し、長期に地域に滞在する一家を「追い出せ」とまで言いだしたのです。
このことをネットなどで知り、当日「在特会」のデモに抗議しようと蕨市外から駅前に40名ほどの個人が集まりました。それぞれの思いは異なるにしても、共通していたのは彼らの煽る排外主義への危機感と、弱い立場にある人を標的にして攻撃する彼らの卑劣さへの怒りでした。
あろうことかこの日のデモコースには、長期滞在の外国人ご一家のお子さんが通っていた小学校と、現在も通っている中学校が含まれていました。そこで彼らが「一家を追放せよ」と叫ぶことは、その一家に対してだけでなく、長期滞在するすべての外国人に対する暴力です。「特権を許さない」と彼らは言います。しかし、彼らが攻撃の標的としたのは、もっともこの社会の特権からは遠い外国人の、しかも子どもです。彼らの言う「国民大行進」は、そのような卑劣かつ卑怯なデモだったのです。
午後1時から「在特会」は「一家の追放」を叫ぶ集会を駅近くの公園で開始しました。その集会の終わりごろになって、公園の入口に彼らが作成した紙製の横断幕が運ばれてきたのです。そこに書かれていたのは「不法入国は犯罪だ。『かわいそう』のペテンにだまされるな」という文字でした。蕨に住む家族を明らかに標的としたこの言葉は言葉の名に値するものではありません。これは地域に住む超過滞在の外国人を攻撃する暴力なのです。「追い出しデモ」への抗議に参加していた彼が行ったのはこの暴力への抵抗でした。警察は当初、彼に「任意同行」を求め、彼もそれに応じました。ところが「在特会」はあろうことか「窃盗」事件として被害届を出し、そのため彼は「窃盗犯」として逮捕されいまなお蕨署に留置されています。
その後、抗議活動に参加した人々の多くは蕨署に集まり、正規の手続きに則って逮捕された人への面会を求めました。ところが蕨警察署はバリケードを築き警察官を配置し、根拠も無く面会を拒みました。それどころか弁護士が身分を提示して面会を求めても1時間以上にわたって面会を拒否し続けたのです。そして突如そこに蕨警察署に先導された右翼が登場しました。彼らは抗議活動に参加した人々に罵声を浴びせかけ、その際に生じた混乱の中で一名が公務執行妨害容疑で逮捕されたのです。
今回の行動については、参加者の間に充分な意思統一がはかれず、抗議行動を呼びかけた側の不手際も多々あったようです。抗議行動を呼びかけた側はその点を十分認識しなければならないと私たちも考えます。しかし、抗議行動が企図した「在特会」への抗議そのものは正当なものだと私たちは考えます。彼らの行ったデモは多くの外国籍で暮らす不安定な法的地位の人々を恐怖にさらす重大な犯罪です。裁かれるべきは彼らです。
一方で、「在特会」が「犯罪者」と叫び排除を求めているのは、この社会で生き、働き、人々と友情関係を結ぶ人々です。ビザがないことはだれを傷つけているわけでも誰を侵害しているわけでもないのです。
生きることは犯罪ではありません。私たちは排外主義扇動を終らせることを求めて逮捕された二人をただちに釈放することを要求します。
2009年4月12日
「外国人追い出しデモ反対行動」救援会
ブログ:
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★カンパの御願い★
2名をいちはやく釈放させるために両名の友人が中心となってボランティアで活動しています。差し入れ、面会、弁護士の手配などにお金が必要です。まことに心苦しい限りですが、救援会にカンパを寄せて下さい。よろしくお願いします。
<銀行振込>
みずほ銀行 早稲田支店 店番068普 2223022 タノ シンイチ
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生きることは犯罪じゃない! NO ONE is ILLEGAL
http://www.mkimpo.com/diary/2009/warabi_09-04-11.html
1. 無題
不法滞在者は税金をちゃんと納めているんですか?
カルデロンのりこさんは近所に親戚が住んでいるそうですが、その親戚はのり子さんの両親を頼って日本にやってきて、のりこさんの両親同様、正規の入国、滞在をしていなかったと聞きました。
もし、それが本当なら、「この社会で生き、働き、人々と友情関係を結ぶ人々です」というのは正しくないでしょう。
単に、日本という国の寄生をしているだけの非常に一方的な関係だと思います。
彼らは日本という国にどれだけの貢献をしているのですか?もし、日本と彼らの母国が戦闘状態になったら、どちらにつくのですか?
日本と最後まで運命をともにする覚悟が彼らにあるのですか?
>>ビザがないことはだれを傷つけているわけでも誰を>>侵害しているわけでもないのです。
日本という国家の主権を侵害していますし、不法入国者および、滞在者の存在は日本人を危険にさらすことに直結します。
税金を払わずに日本のインフラを利用し、のり子さんのように公教育を受けることは、日本人が納めた税金で作られたインフラや制度にタダ乗りしている行為です。不正です。
また、彼らのおかげで日本人の就労機会が奪われています。
不法入国者、滞在者の犯罪率は高く、日本人は直接被害を受けています。強盗や窃盗で金品を奪われる日本人。強姦をされたり、さらには殺されている日本人も居るのですよ?
どうして「だれも傷つけているわけではない」などと言えるのですか?
不法入国、就労だと、追跡も難しいので罪を犯しても特定が困難となります。ビザがないというだけでその存在は社会にとって非常に問題があり、危険であることを認識できないのですか?
同じことをアメリカでも、フィリピンでも、北朝鮮でもやってみてから言ってください。貴方方の主張は、国際的な基準に照らし合わせても非常にトンチンカンです。
ここまで不法入国者、不法滞在者をかばうのであれば、彼らが起した犯罪、これから起す犯罪行為のすべての責任をムキンポさんが負う、と宣言されたらどうでしょうか?