
加藤直樹『ウクライナ侵略を考える 「大国」の視線を超えて』(あけび書房)を読了しました。
https://akebishobo.com/products/ukraine-1
1行、1ページ読むごとに頷くこと頻りです。
右派やレイシストや陰謀論者たちの発するトンデモ言説の横行はひとまず措くとして、残念左翼や残念リベラルの発する残念言説の蔓延る残念日本で、自由や民主主義の立場からまじめにウクライナや世界のことを考えるとき、僕たちの指針となるべき希望と救いの書と思いました。
2024年3月20日発行と今からちょうど1年前の上梓になりますが、トランプ2.0以降の急展開、ヤルタ2.0と言われることもある現今のウクライナや世界の情勢を加藤さんはどう読み解くのか。
トランプやプーチンや習近平が好き勝手に世界を支配していくことにどう抗っていけばいいのか。
続篇を早く読みたいですね。
なお本書は、国末憲人『ロシア・ウクライナ戦争 近景と遠景』(岩波書店)と共に、第5回ウクライナ研究会賞の大賞を受賞したそうです。
#StandWithUkraine