Also Sprach Mkimpo Kid に載せられなかった写真を中心に。
新宿ピカデリーで『リチャード・ジュエル Richard Jewell』を観ました。
『グラン・トリノ Gran Torino』を撮ったクリント・イーストウッド監督作品だから必ず面白いはず、と思って観たら期待どおりの出来映えでした。
爆弾犯に仕立て上げられたジュエルが弁護士と冤罪を晴らしていくストーリーですが、これだけ面白い映画なのに、これだけ共感できない主人公って珍しい。
法執行官という職業に強い誇りと拘りをもつジュエルが、その拘りで爆弾を発見し、数日間だけ英雄となり、その後FBIの見込み捜査で犯人にでっち上げられていくわけですが、彼の正義感は冤罪事件を作り上げてしまったFBIの捜査官たちに通じるものがあると思いました。
映画では描かれてませんが、報道被害を生み出すきっかけとなった女性記者はその後ドラッグだか処方薬だかの過剰摂取で死亡しているそうです。
映画での彼女の描き方を巡って批判が起こり、SNSでは #BoycottRichardJewell というハッシュタグもできてるようです。
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